梅雨に入ると「記録的大雨」という単語がニュースで良く流れてきますよね?
そんな「記録的大雨」を過去からまとめてみました。
九州地方で記録的大雨 土砂災害警戒も
2016年6月22日現在九州地方で活発な前線の影響で記録的な大雨になっており川の氾濫・土砂災害警戒になっています。九州地方の方は気を付けてください。
記録的大雨とは
記録的大雨とは正確に記録的短時間大雨情報の事でザックリと説明すると大雨警報を発令中に数年に1度しか起こらないような猛烈な雨が短時間に観測された時に場所や時刻を記録し「記録的大雨情報」として発表する事です。
日本歴代の降水量ランキング
今までの歴史の中でどの都道府県が降水量が多かったを上位5位までを見てみます。
まずは最大10分間の降水量で多かった都道府県(気象庁調べ)
順位 | 都道府県 | 地点 | 降水量(mm) | 日付 |
---|---|---|---|---|
1位 | 新潟県 | 室谷 | 50.0 | 2011年7月26日 |
〃 | 高知県 | 清水 | 49.0 | 1946年9月13日 |
3位 | 宮城県 | 石巻 | 40.5 | 1983年7月24日 |
4位 | 埼玉県 | 秩父 | 39.6 | 1952年7月4日 |
〃 | 兵庫県 | 柏原 | 39.5 | 2014年6月12日 |
最大1時間降水量ランキング
順位 | 都道府県 | 地点 | 降水量(mm) | 日付 |
---|---|---|---|---|
1位 | 千葉県 | 香取 | 153 | 1999年10月27日 |
1位 | 長崎県 | 長浦岳 | 153 | 1982年7月23日 |
3位 | 沖縄県 | 多良間 | 152 | 1988年4月28日 |
4位 | 熊本県 | 甲佐 | 150 | 2016年6月21日 |
4位 | 高知県 | 清水 | 150 | 1944年10月17日 |
そもそも降水量とは
上記事の降水量でも最大10分降水量50㎜など記録されていますし、天気予報でも降水量10㎜など表記されますが、そもそもの降水量とは何なのか。
簡単に降水量とは雨がどこにも流れず染み込まずその場で留まった場合の深さ水深の事を降水量という事のようです。
つまり降水量10㎜は水深1㎝という事です。降水量の事を解ると上の最大10分ランキング上位5位の降水量はすごい量なのがわかります。しかも10分間での記録なので1位の新潟県は10分間の間に5cmの水深ができる量が降ったという事です。ただ10分間の記録という事で10分間だけ激しい雨だったという事にもなります。その証拠に1時間の降水量ランキングでは都道府県が10分間ランキングとは違う都道府県でした。
さらに注目してもらいたいのは最大1時間のランキング表です。なんと昨日発表された九州地方の記録が掲載されています。それぐらいの記録的大雨だという事がこのランキングでわかります。
気象庁では大雨の区分を5段階に分けており
1時間の雨量(㎜)に対して
- 10~20㎜ではやや強い雨
- 20~30㎜では強い雨
- 30~50㎜では激しい雨
- 50~80㎜では非常に激しい雨
- 80㎜以上では猛烈な雨
と区分しています。今回の九州地方では最大の80㎜以上の猛烈な雨でこのレベルになると息苦しくなるような圧迫感があり車のワイパーをマックスにしても危ない状況です。大災害の可能性も高いです。このような発令が出ましたら一刻も早く身の安全を確保をするようにしましょう!